【ネオジオ】 メモリーカードの電池交換



突然始まる修理コーナー。

今回はNEOGEO(ネオジオ)のメモリーカードに内蔵されている
バックアップ用電池の交換をしていきます。


ネオジオのメモリーカードはSRAM(揮発性メモリ)を採用しており、
電気が通っていないとデータが消えてしまう特性があります。

そのために中に電池が入っているのですが、
発売から数十年が経過しているため
ほとんどの物が電池切れとなっていると思います。

この電池を取り外し、交換する方法を紹介します。



※この記事を参考にしたことによる事故や損害に対して、
 当方は一切の責任を負いません。自己責任でお願いします。


▼準備するもの
  • ネオジオのメモリーカード
  • はんだ、はんだごて、はんだ吸い取り線
  • カッター(もしくは薄いヘラ)
  • 両面テープ
  • タブ付きボタン電池
  • 静電気防止手袋(あるほうが良い)

ボタン電池は下記のものを使用します。
   

内蔵されている元の電池はCR2016辺りの大きさですが、
今回は上記の電池を使用して紹介します。

本来はGBAソフトの電池交換用に作られた物のため
元の電池より長持ちはしないと思いますが、
Amazonで誰でも購入できることから、その点は妥協します。



まず、メモリーカードの上蓋をはがしていきます。

メモリーカードの表面、ロゴなどが描かれているラベルが上蓋となっています。
両面テープで留められているだけなので、
隙間からカッターやヘラなど先の薄いものを差し込んではがします。
(端子の近くの穴にバネが1本入っていたので、慎重にカッターを動かしてください)



上蓋をはがすと両面テープでベタベタなので、
古いテープを綺麗にはがしておきます。



中央にあるのがバックアップ用のボタン電池です。
既に電池は切れていると思いますが、念のためテスターで測っておくと安心です。



ボタン電池を外します。



新しいボタン電池に交換します。
極性を間違えないように注意してください。基板に+と書かれています。



上蓋の四辺に両面テープを貼ります。



(バネを元あった穴に入れることを忘れずに)
上蓋をメモリーカード本体の枠に貼り合わせます。



これで電池の交換は完了です。
続いて、ちゃんと動作しているかチェックします。


ネオジオに適当なソフトをセットし、電源を入れます。

1PコントローラーでABCDボタンを押したまま、
ネオジオ本体のリセットボタンを押します。

メモリーカードユーティリティが起動するので、
最初に「カードのフォーマット」をします。



フォーマットが完了したら、
メモリーカード対応のソフトをプレイしてセーブします。

その後ネオジオの電源を切り、メモリーカードを抜いて数分放置します。

再度メモリーカードユーティリティを起動し、
「データネームの表示」を選択してデータが残っているかを確認します。



ちゃんとセーブデータが残っていれば、完了です。
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