【レーザーアクティブ】 故障症状とその修理方法 一覧

パイオニア(とNEC)から発売された
マルチメディアプレーヤー「レーザーアクティブ」
LDやCDが再生できるほか、
「パック」を取り換えることでメガドライブやPCエンジンの
各ゲームをプレイすることが可能になります。
そんなわけで、一部のコアなファンから人気があり
レア化しているこのプレーヤー。
トレイなどのゴム交換や
パックのコンデンサ交換は結構紹介されていますが、
本体の故障と修理方法はあまり資料がありません。
なので、ここで紹介したいと思います。
基本、パイオニアの「レーザーアクティブ」と
NECの「レーザーディスクプレーヤー」は中の構造は同じです。
なので『多分』、両方に応用できると思います。
が、あくまで絶対に直るというものではなく、
さらに症状を悪化させてしまう可能性もあるので
全て自己責任でお願いします。
【対応機種】
- CLD-A100
- PCE-LD1
【症状1】
電源が入らない
これは本体の電源部にある
メインのヒューズが切れている可能性があります。
電源部分は本体正面から見て右奥にあるので
天板を外して確認してみてください。

【症状2】
トレイが出てこない
ただ単にボタンを押してもトレイが出てこない場合、
トレイの駆動ベルトが切れている可能性があります。
しかし、下記のような症状の場合は別の原因です。
- 電源は入り、取り出しボタンのランプが光る。(メニューなども出る)
- 取り出しボタンを押しても反応が無い。
- ピックアップレンズが一番内側に移動している。
(レンズを外側へ手で移動させると、勝手に内側へ戻ってくる)
この場合、電源部分にある過電流保護素子という
半円型のヒューズが切れている可能性があります。
番号はIC102、ヒューズの型番はICP-N20です。
(型番はロットによって変わる可能性あり)
場所は電源部分の銀色のボックス付近です。

この画像は取り外した後ですが。

見た目では分からないので、テスターで通電を確認します。
切れていれば、交換してください。

【症状3】
ディスクを認識しない
ディスクを認識しない、読み込めない場合は
ピックアップレンズの不調がよく言われます。
ただ、下記の場合は別の原因の可能性があります。
- ピックアップレンズは移動する。
- ディスクの存在、及び種別の判定が出来ない。
(ディスクが入っていないのと同じ状態になる。
取り出しランプがCD、LDの両方とも点いている。)
この場合、メインボード(勝手にそう呼んでる)の
ヒューズが切れている可能性があります。
メインボードは本体正面から見て左側、
被さっている基板(ビデオボード)の下にあります。

番号はIC810、ヒューズの型番はICP-N10です。
(型番はロットによって変わる可能性あり)
場所は基板の左上付近です。
この画像は取り外した後ですが。

見た目では分からないので、テスターで通電を確認します。
切れていれば、交換してください。

一応、上記がこちらで確認できた原因と修理方法です。
新しい事がわかり次第、またこの記事を更新していく予定です。
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