Panasonicから発売された、MSX2+規格のコンピュータ
「FS-A1WX」
この機種のシリーズはフロッピーディスクドライブ(FDD)を内蔵しており、
内蔵ワープロのデータ保存や、フロッピーのMSXソフトを
手軽に使用することが出来ます。
しかし、内蔵のFDDはゴムベルト駆動式で、
数十年が経った今ではゴムが切れ使用できない状態のものがあります。
今回は、このゴムベルトを交換してFDDを使用できるようにします。
まず、F1WX本体を分解する必要があります。
分解は全てプラスドライバで可能です。
(FDDのみ、精密ドライバの+が必要)
本体を裏返し、見えるネジを全て外します。
本体を表に返し、上蓋を持ち上げます。
上蓋は爪で下に引っかかっている状態なので、結構力が要ります。
この際、上蓋の基板と本体の基板を結ぶケーブルが2本あるので注意してください。
2本のケーブルは着脱可能なので、分解の際は抜いてください。
【画像撮り忘れ】
本体右上にある装置がFDDです。
まず、FDDを乗せている金具のネジを外します。
その後、基板とFDDを繋いでいるフレキケーブルも外します。
FDDと金具が外れたら裏返し、
更に四隅のネジを外してFDDを金具から外します。
金具が外れたら、FDDの黒い軸を挟んでいるセンサーを外します。
スピンドルモーターと軸を新しく用意したゴムベルトでつなぎます。
ゴムベルトは Φ57x0.4x2.2 のものを用意しました。
(なお、FDDとの相性があるようで
同じサイズでも上手くいかない場合があるようです。
あくまでサイズの目安として記載しました)
あとは逆の手順で組み立ててください。
BASICで「files」や「call format」をしたり、
フロッピーのゲームが正しく起動できれば完了です。
300円で買ってきたPROLOGUE DISKを起動してみたキャプチャ↓
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