【ブラウン管テレビ】 色ムラを直す方法



不定期に突然開催される修理コーナー、
前回に引き続き、ブラウン管テレビ編です。


数多いブラウン管テレビあるあるの中でも
結構有名なのが「色ムラ」です。

テレビの角(主に左上とか)から、
段々と正常な色を表示できなくなるアレ。

例えば青い画面を表示させると、
変色した部分は紫色等で表示されるため結構目立ちます。


今回はこの色ムラを直す方法を紹介します。



と言っても、普通のブラウン管テレビやCRTモニタには
この色ムラを直す「消磁機能」があります。

テレビでは電源を入れたときにこの機能が自動で起動し、
色ムラを直すようになっています。
(テレビをつけたときの「ブーン」という音がこの消磁機能によるもの)

PC向けのCRTモニタでは、メニューに「消磁する」などの項目があります。


これらの消磁機能でも直らない場合には、
専用の「消磁器」という機械を使用する必要があります。

消磁器は各通販サイトで今でも売っています。



今回は、この消磁器を使用して色ムラを直す方法を紹介します。


僕が用意したのは、上に貼ったホーザン製HC-33です。



使い方は取説通りです。

※使用前には、近くに磁気の影響を受けるものを置かないでください。
 (例えばフロッピーやカセットテープなど)


消磁器をコンセントに繋ぎ、テレビの色が変な部分に向けます。


消磁器のスイッチを一瞬だけ押します。
すると磁気が発生し、HC33の場合は自動で収束します。


1秒後、作業は終了です。
(画像だとちょっと暗く見えますが、元通りの色と明るさになっています)



1回で直らない場合は、何回か消磁を繰り返します。

消磁器が熱を持った場合には、必ず熱を冷ましてから使用してください。
(熱がある状態だと消磁機能が弱くなります)


以上、これで磁気による色ムラの場合は、ほぼ直ります。

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