【Windows XP】 AHCI、RAIDドライバを組み込んで新規インストール

根強い人気を誇った、Microsoft社のOS
「Windows XP」
2001年の発売とあって、既に10年以上が経過し、
公式サポートは終了しているほか、
現在ではスタンダードとなっているインタフェース(AHCIなど)に
対応しきれていません。
現代のPCにXPを新規にインストール(クリーンインストール)する場合、
このドライバの関係で途中ブルースクリーン(0x7B辺り)となり、
そのままではインストールできません。
インストール時にF6でドライバを追加で読み込ませることが出来ますが、
これにはフロッピードライブとフロッピー本体が必要となり、
現状では入手が難しくなってきています。
そこで今回は、Windows XP のインストーラに、
必要なドライバを組み込む方法を紹介します。
これにより、Windows XP のインストール処理時に自動でドライバも読み込まれ、
ブルスク回避&フロッピー不要化が可能になります。
※記事の最初でも記述した通り、
Windows XP は既にサポートが全面的に終了されています。
特に必要がない限り、XPのインストール、及び使用は控えるべきです。
この記事ではXPのインストール、使用の推奨はしていません。
まず、以下のものを用意します。
- Windows XP インストールディスク
(SP2以上が適用されているものを推奨) - 組み込みたいドライバ
- nLite
(http://www.nliteos.com/download.html)
まず、nLiteを上記のサイトからダウンロードし、インストールします。
(nLiteの動作には別途 .NET Framework 2 が必要です)
次に、適当な場所にフォルダを作成してください。
(フォルダの名前や、フォルダへのパスは全て半角英数字になるようにしてください)
XPのインストールディスクをPCにセットし、
ディスクの中のファイルを全て、上記で作成したフォルダへコピーします。

nLiteを起動し、言語を「Japanese」にして、「次へ」を押します。

『Windows インストレーションファイルの指定』で参照ボタンを押し、
ディスクの中身をコピーしたフォルダを選びます。
自動で中身が解析されるので、「次へ」を押します。

『プリセット』画面は無視して、「次へ」を押します。
『タスクの選択』で、
- ドライバ
- ブータブル ISO イメージ
(ここでServicePackを組み込むこともできますが、中身が変わってしまい、
プロダクトキーが通らなくなる可能性があります。この記事では非推奨)

『ドライバ』画面で、「追加」を押し、
用意した組み込みたいドライバのinfファイルを選択してください。
(組み込むドライバは複数個可能です)

ドライバの指定が全て終わったら、次へを押します。
処理を開始するか聞かれるので、「はい」を選択します。
処理が終わると「次へ」を押せるようになるので、「次へ」を押します。
『ブータブル ISO イメージ』画面では、ISOイメージの作成が可能です。
「全般」のラベル部分で、ISOイメージのラベル名を入力できます。
「進行状況」の「ISO 作成」ボタンを押し、保存先とファイル名を指定すると、
ISOファイルの作成が開始されます。

あとは、作成されたISOイメージを空のディスクに書き込めば、
XPのインストールディスクが完成です。
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