無線LANのチャンネル干渉を調べる 「inSSIDer」

LANケーブルに縛られることなく、
自由なスタイルでインターネットに接続できる「無線LAN」
無線LANには大きく分けて2種類あり、
2.4GHz帯を使うものと5GHz帯を使うものがあります。
2.4GHz帯ではゲーム機やスマフォ、テレビやPCなど幅広く使われている802.11b/g/n、
5GHz帯の11a/ac/n対応機器は今まだ数が少ないですが、これからの活用が見込まれています。
これら無線LANの親機を狭い範囲で複数設置が可能なのは、
それぞれに「チャンネル」を割り当てているから。
チャンネルごとに区分けしているため、幾つかの親機が設置されていても
目的のアクセスポイントへ安定して接続することが出来ます。
しかし、何か設定のミスなどで親機同士のチャンネルが重なる(干渉する)と
子機はアクセスポイントへ正しく接続できなくなったり、無線LANが安定しなくなります。
現在発売されている無線LAN親機のほとんどは
空いているチャンネルを自動で検出する機能を持っていますが、
この機能も完全ではなく、何かの拍子に接続が不安定になってしまう可能性があります。
そこで今回は、自分で空いているチャンネルを調べることが出来る
フリーソフト「inSSIDer」を紹介します。
inSSIDerを使用するにあたって、下記のものが必要です。
・inSSIDer
・無線LAN子機を搭載したPC (無線LAN機能付きのノートPCなど)
まず、inSSIDerをダウンロードします。
→

ダウンロードしたインストーラを起動し、「NEXT」を連打すればインストールできます。
インストール終了後は「Close」でインストーラを閉じます。

デスクトップにショートカットが出来ているので、ショートカットから起動させます。
起動させると、自動で無線LAN子機の検出とチャンネルの監視が開始されます。

─ 画面の見方 ─
画面右上

ここでは現在使用している無線LAN子機の変更、チャンネルスキャンの開始・停止が出来ます。
画面中央 (このソフトのメイン機能)

アクセスポイントの各状態を表示しています。
・SSID … アクセスポイントのSSID
・Channel … アクセスポイントが使用しているチャンネル
・RSSI … 電波の強度と安定性のグラフ (0に近いほど強い)
・Security … アクセスポイントの認証方式
・MAC Address … アクセスポイントのMACアドレス
SSIDが何も表示されていない物については、any接続が無効化されているための仕様です。
もし、不安定なアクセスポイントのチャンネルが干渉している場合は
Channelの欄をみて、空いているチャンネルを親機に設定する必要があります。
(RSSIのグラフが赤い物は、電波が弱いためチャンネルが同じでもほぼ影響ありません)
・チャンネル設定時のアドバイス
チャンネルを指定する際は、可能な限り5ch以上空けることが推奨されています。
上画像の例では、1-6=>5ch間隔、6-10=>4ch間隔とほぼ理想通りになっています。
画面下部については、中央の一覧をグラフ化しただけなので割愛します。
無線LANが安定しない方、チャンネルの整理などをしたい方は
このソフトを活用してみてください。
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