【Windows】 プロセスの優先度を自動で変更し、PCライフを快適化

Windowsでは、各プロセスに優先度が割り振られています。
優先度は高くなるほど多くのリソースが与えられ処理を優先、
逆に低くなればリソースを制限されたり、また処理を後回しにされます。
普段使用する重いソフトを優先的に処理させて、
バックグラウンドで動かしている軽いソフトは処理を後回しにするなど
優先度を上手に割り振ることで快適なPCライフを送れるようになります。
初期設定では、全てのプロセスの優先度は「通常」となっており同じ優先度になっていますが
タスクマネージャで手動にて切り替えることが出来ます。
でも、手動で一々切り替えるのはとても面倒。
またソフトをいったん終了させた際には優先度の設定もリセットされます。
そこで、あらかじめ優先度を変更したいソフトを登録し
そのソフトが起動したとき、あるいはウィンドウがアクティブになった時に
設定した優先度に自動で変更してくれる「オートギア」というソフトを紹介します。
─ 注意 ─
・オートギアは最終更新が2004年と古いソフトです。
・64bitOSの場合、64bitで動作しているソフトの優先度は変更できません。
ただ、32bit互換で動作しているソフトの優先度は変更可能です。
(どうやら、64bitで動作しているプロセスは認識できないらしい)
・Win7 64bitで動作確認できましたが、製作者様はXP 32bitまでしかサポートしていません。
・アンチウイルスソフトとの相性によっては、両方のソフトの動作が不安定になります。
(アンチウイルスソフト側にて、オートギアの動作を全て許可することで回避可)
[インストール方法]
1、オートギア本体をVectorよりダウンロードします
→ http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se293319.html
2、ダウンロードしたzipファイルを解凍し、適当なフォルダに移動させます
(個人的にはProgram Filesがお勧め。64bitの場合は(x86)の方)
3、フォルダ内にある「AutoGear.exe」を実行します
(先にアンチウイルスソフト側でオートギアの動作を許可しておくことをお勧めします)

4、オートギアのメイン画面が表示されます

[設定方法]
まず、あらかじめオートギア自体の設定をします。
画面右側の「オプション」をクリックして、設定画面を表示させます。

基本的には、「一般」と「ファイル」タブの設定を変更するだけで構いません。
もし監視に関する細かい設定をしたい場合は「監視」タブで設定を変更できます。

(スタートアップに登録することで、Windows起動時に自動でオートギアも開始されます)

(オートセーブ、オートロードにはチェックを入れることをお勧めします)
[使用方法]
・優先度を変更したいソフトを登録
画面右側の「追加」をクリックします

プログラム名欄右側にある「一覧」もしくは「参照」から名前を取得します。
(一覧では、現在動作しているプロセスを一覧に表示して、その中から選択できます
参照では、ソフトのあるパスを開き、ソフトを直接指定できます)

その下の説明欄に関しては、任意で入力します
(必須ではありません)
指定優先度では、そのソフトが起動されたときに指定する優先度を設定します
(言い方を変えれば、そのソフトのデフォルトの優先度を指定します)

ウィンドウアクティブ時の実行優先度では、
そのソフトのウィンドウがアクティブ(ユーザーによって操作中)状態の場合の
優先度を変更できます

例:通常優先度を低、アクティブ時を高にした場合の動作
・ソフト起動時は優先度低
・ユーザーがそのソフトのメイン画面などを開いて操作し始めた場合は
優先度高に変更
・ユーザーが別のソフトを操作し始めた場合は優先度低に戻す
入力した情報が正しければ、OKボタンを押すことでソフトの登録が完了します
・登録したソフトの情報を変更
画面右側の「変更」をクリックします

あとは新規登録時と同じ設定画面が表示されるので、情報を変更します
・登録したソフトの情報を削除
メイン画面左側の登録ソフト一覧から、削除したいソフトの行をクリックして選択します
画面右側の「削除」をクリックします

削除の確認が表示されるので、よければ「はい」をクリックして削除します
[その他]
画面右側の「セーブ」「ロード」は設定の保存と読み込みです。
記事の最初の方、設定の説明で「オートロード」「オートセーブ」をONにしている場合は
クリックする必要はありません。
また、メイン画面下の実行履歴では優先度を変更したときのログを表示します。
注意)オートギアを×で閉じようとすると、ソフト自体が終了します。
画面のみを非表示、バックグラウンドで監視・動作させるには
画面右上の「隠す」をクリックしてください。
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