【Windows】 システムファイルを修復 「System File Checker」

PCを使用していると、様々な場面に遭遇することがあります。
フリーズに巻き込まれ、OSが応答しない場合に強制終了をかけたり
ウィルスに感染することによってシステムに障害(ファイル破損)が生じることがあります。
もちろん、システムが破損した状態で使用し続けるのは大変危険です。
システムの復元を行えば確実ですが、
それを行うには時間が必要になり、さらにHDDへのダメージもかかります。
そんな時の救済法として、
Windowsでは「System File Checker」(以下 sfc)が用意されています。
これはロールバックされているファイルと、使用されているシステムファイルを
比較し異常があればロールバックファイルに置き換える仕組みです。
今回は、このsfcの使用方法を紹介します。
(強制終了の例では、場合によっては不良セクタが発生している可能性があります。
この場合、sfcをかける前にchkdskをかけてください)
「System File Checker」はCUIプログラムです。
よって、すべての操作はコンソールとキーボードで行います。
まず、コマンドプロンプトを立ち上げます。
ショートカットなどを作成していない方は、下記方法で起動できます。
1、Windowsキー + R を押す
2、cmd と入力して Enter を押す
コマンドプロンプトでsfcと入力してEnterすると、ヘルプを見ることが出来ます。

SFCではオプションを指定することができ、動作を指定することが可能です。
オプション一覧
・[/scannow] … 全てのシステムファイルをスキャンし、必要があれば修復します。
・[/verifyonly] … スキャンのみ行い、修復は行いません。
・[/scanfile] … 指定されたファイルをスキャンし、必要があれば修復します。
・[/offbootdir],[/offwindir] … オフライン修復を行います。
起動ディレクトリ、Windowsディレクトリを指定する必要があります。
必要なオプションを選び、コマンド「sfc」の後に付け加えていきます。
特にこれといった制限がなく、
すぐにすべてのシステムファイルを修復したい場合は[/scannow]を利用します。
上記の例通りに[/scannow]を利用して開始したい場合は、
コマンドプロンプトで sfc /scannow と入力しEnterを押します。
システムスキャンが開始された場合、時間がかかることがあるので
コマンドプロンプトを閉じずに終わるまで待機してください。
全ての処理が終わると、結果がコマンドプロンプト上に表示されます。

上画像のように、システムが修復された場合は再起動してください。
RAID環境(1、5、01? / 0ではスキャン可能でした)ではスキャンが行えず、
28%辺りで停止し、エラーを吐くことがあります。
この場合は、sfcを利用できないので諦めて復元しましょう。
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